3: サーバー側のインストールと設定
Date 2011-1-24 13:31:45 | Topic: amandaのアップグレード
| インストールする前に以前のホルダーが残っておりますので、/var/lib/amandaをフォルダーごと消去しておきます。その後 # rpm -Uvh amanda-backup_server-3.2.1-1.rhel6.x86_64.rpm amanda-backup_clientのインストールは必要ありません。 xinetの設定ファイルは自動でインストールされ、デフォルトにままで構いませんが、ファイル名がamandaserverになっております。 /var/lib/amanda/.amandahostsは左辺をサーバー名、ドメイン に変更します。 smb root amindexd amidxtaped smb amandabackup amdump smb.kinryokai.net root amindexd amidxtaped smb.kinryokai.net amandabackup amdump 次にレポートに使う名前を決め、ここではLinuxBackupとしましたので、フォルダーを作ります。 # mkdir /etc/amanda/LinuxBackup 次にamanda.confをコピーします。 # cp /var/lib/amanda/example/amanda.conf /etc/amanda/LinuxBackup このファイルを下記のように変更します。 org "LinuxBackup" # your organization name for reports mailto "root" # space separated list of operators at your site dumpuser "amandabackup" # the user to run dumps under dumpcycle 7 days # the number of days in the normal ← 間違いの為:7 weekから7 daysに変更 2011/02/02 runspercycle 7 # the number of amdump runs in dumpcycle days tapecycle 15 tapes # the number of tapes in rotation
tapedev "file:/Data/LinuxBackup/slots" # tape changer or device to use tapetype DISK # what kind of tape it is (see tapetypes below) tpchanger "chg-disk" changerfile "/etc/amanda/LinuxBackup/changer" # amalabelの為必要 labelstr "^LinuxBackup-[0-9][0-9]*$" # label constraint regex: all tapes must match
holdingdisk hd1 { comment "main holding disk" directory "/backup/holding" # where the holding disk is }
infofile "/etc/amanda/LinuxBackup/curinfo" # database DIRECTORY logdir "/etc/amanda/LinuxBackup/logs" # log directory indexdir "/etc/amanda/LinuxBackup/index" # index directory tapelist "/etc/amanda/LinuxBackup/tapelist" # list of used tapes
define tapetype DISK { length 100Gb }
define dumptype dump-comp { auth "bsdtcp" compress client fast } この設定で一週間ごとにフルバックアップが行われ、テープの数は15本つまり2週間プラス1本で、どんな時でもフルバックアップ及びその差分または増分が2週間分出来ます。DISKの設定容量は全サーバーのフルバックアップの合計分より多くしておきます。圧縮はバックアップされる側で行います。 /Data/LinuxBackup/slotsの中にあるslot番号のフォルダーの中にバックアップされたファイルが数字.サーバー名._ファイル名.数字形式で保存され、最後の数字の意味は0=フルバックアップ、1=差分バックアップ、2=増分バックアップ、3=増分バックアップからの差分となります。フルバックアップか差分・増分かの判断はamandaが自動でするようです。私の場合は(3日間のみの結果ですが)358MBでも常にフルバックアップになり、14GBの内27.4MBでは差分、さらに+27.1MB(つまり計算では54.5MBの差分になると27.1MBの増分になりました。(いずれも圧縮後の容量) 上記のlogディレクトリー等をを作りますが、logs以外(curinfo,index,tapelist)は後で自動で作成されます。 # mkdir /etc/amanda/LinuxBackup/logs # chown -R amandabackup:disk /etc/amanda # mkdir -p /backup/holding # chown -R amandabackup:disk /backup amanda.confのtapedevで指定したディレクトリーを作ります # mkdir -p /Data/LinuxBackup/slots # chown -R amandabackup:disk /Data/LinuxBackup スロットの中にテープを作ってラベルを振ります。 # su - amandabackup sh-3.2$ cd /Data/LinuxBackup/slots sh-3.2$ mkdir slot{1..15} ←15個のテープ分としてディレクトリーを作る。 sh-3.2$ for ((i=1; $i<=15; i++)); do /usr/sbin/amlabel LinuxBackup LinuxBackup-$i slot $i; done ←各スロットにラベルを付ける この時/Data/LinuxBackup/slotsの中にdataというディレクトリがリンクとして自動的に作られます。 sh-3.2$ /usr/sbin/amtape LinuxBackup show ←各スロットの情報を見る slot 15: date X label LinuxBackup-15 slot 1: date X label LinuxBackup-1 slot 2: date X label LinuxBackup-2 slot 3: date X label LinuxBackup-3 slot 4: date X label LinuxBackup-4 以下省略。これをするとスロットに入っている仮想テープが変わりますので、必ず元のテープに戻しておく事。 sh-3.2$ /usr/sbin/amtape LinuxBackup reset ←テープをリセットする。1番がスロットに入る 又は sh-3.2$ /usr/sbin/amtape LinuxBackup slot 番号 ←番号のテープがスロットに入る。 # ある時これをすると下記のエラーが出ました。 ERROR: Malformed response from changer -info: 1 原因は解らないのですが sh-3.2$ /usr/sbin/amtape LinuxBackup reset をするとエラーは無くなりましたがslot1のテープが入りますので、/Data/LinuxBackup/slots/Dataのリンク先を調べそのslotを入れるようにします。 sh-3.2$ exit もし、エラーなどが出てslotを消去しラベルを振り直すことがありますが、既に一度ラベルを作っているのでエラーが出ます。その際は amalabelに -f を付けます。 例:sh-3.2$ for ((i=1; $i<=15; i++)); do /usr/sbin/amlabel -f LinuxBackup LinuxBackup-$i slot $i; done バックアップするディレクトリーなどは /etc/amanda/LinuxBackup/disklistに記入します。 web01 /home dump-comp web01 /var dump-comp web01 /webdata dump-comp smb /var dump-comp smb /dev/xvdb1 dump-comp smbホストの所を訂正(2011/02/02)。前はここに/Data/download dump-compの様な設定がありましたが、これは間違い。dumpアプリケーションは、唯一全体のファイルシステムを処理する。サブディレクトリをdumpすることはできない。 http://wiki.zmanda.jp/index.php/Dump_returned_1を参照 ちなみに上記の/var,/webdata等はLVMを使い単独のLVを使っていますので、エラーは出ません。間違っていた時は 2011-01-22 01:30:26 smb /Data/download 0 0 -1/-1 FAILED (dumper) [dump (7650) /sbin/dump returned 1] の様なエラーが出ていた。 書式はサーバー名 ディレクトリー ダンプタイプですがここに指定してあるdump-compはamanda.confに指定してあるものです。又,smbホストはxenを使っていて、/ のディスクは xvdb1 です。 (/etc/fstabの抜粋 /dev/xvdb1 / ext3 defaults 1 1) 作成したら # chown -R amandabackup:disk /etc/amanda でオーナーを指定して下さい。 いよいよテストです。 # su amandabackup -c "/usr/sbin/amcheck LinuxBackup" 前は省略しています Amanda Backup Client Hosts Check -------------------------------- Client check: 2 hosts checked in 6.497 seconds. 0 problems found.
(brought to you by Amanda 3.2.1) の様に 0 problems found.と表示されたらOKです。 もしエラーが出たら/Data/LinuxBackup/slots以下を消去し、テープを作りなおしますが、amalabel に -f を付けるの忘れないように。 私は設定ミスで Amanda Backup Client Hosts Check -------------------------------- WARNING: web01: selfcheck request failed: Connection refused WARNING: smb: selfcheck request failed: Connection refused Client check: 2 hosts checked in 10.214 seconds. 2 problems found. とエラーが出ましたが、これはlocal LAN内にDNSが無くこのサーバーの /etc/hosts にこのサーバー自身とweb01ホストのIPを設定していないのが原因でした。 OKであれば最初のバックアップを実行しますが、バックアップの量で時間がかかります。 # su amandabackup -c "/usr/sbin/amdump LinuxBackup" バックアップの確認は # su amandabackup -c "/usr/sbin/amadmin LinuxBackup find"
date host disk lv tape or file file part status 2011-02-02 19:44:22 smb /dev/xvdb1 0 LinuxBackup-1 4 1/1 OK 2011-02-02 19:44:22 smb /var 0 LinuxBackup-1 1 1/1 OK 2011-02-02 19:44:22 web01 /home 0 LinuxBackup-1 2 1/1 OK 2011-02-02 19:44:22 web01 /var 0 LinuxBackup-1 3 1/1 OK 2011-02-02 19:44:22 web01 /webdata 0 LinuxBackup-1 5 1/1 OK この表示のlvの数字が 0=フルバックアップ、1=差分、2=増分です、3=2からの差分 いよいよcrontab(/etc/cron.d/amanda)に組み込みます 5 3 * * * amandabackup /usr/sbin/amdump LinuxBackup これは 分 時間 日 月 曜日 コマンドを実行するユーザ名 コマンドのフルパス になっております。 その際、もしサーバーごとに違った設定をする時は /etc/amandaの下にサーバー名のディレクトリーを作り、そこにサーバー毎のamanda.confを置き、crontabの記入時に /usr/sbin/amdump サーバー名として保存する。わたしは全て同じ設定でしたのでやっていません。
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