バックアップ用にKVMで作成したサブホストのルート領域をDDコマンドで複製した時の注意
Date 2016-3-4 11:40:54 | Topic: Linux (CentOS)運用時のメモ
| 私はDDコマンドでコピーを作る際(又はクローンでサブホストを作った時)、本来ならサブホストは停止してから行うべきだと思いますが、オンラインでやりました。 結果はOKでしたが、状況によってはつじつまが合わなくなるかも? 1:LVMで作っていたらLVMを作ってからやるべき 私はサブホストのルート領域をLVMで作っていますが、横着をして直接ディスクのパーティションに同じサイズで作りましたが(parted使用)どうも微妙にサイズが違うみたいで、DDコマンド時に領域が足りないとエラーが出た。表示されたセクター数を見ると1セクター違っていた。のでテスト用にPV、VG、LVと作りLVのサイズはオリジナルのサブホストと同じサイズで作成した。 2:UUIDもコピーされるので、変更すること。 その際、注意しなくてはいけないのはKVMでサブホストを作成すると、最初に指定した領域(LVM)にさらに領域を作りそれをルートのパーティションにしているので、ここを参照してloop0p1を作ってください。そこで # tune2fs -U random /dev/mapper/loop0p1 追記:2019-7-9 CentOS7になってxfsになったので、同じことが出来なかった。 loop0p1を作るところまでは同じで、loop0p1をアンマウントし、xfs_adminでUUIDを作る。 # umount /dev/mappaer/loop0p1 # xfs_admin -U 新しいUUID /dev/mapper/loop0p1 又は# xfs_admin -U `uuidgen` /dev/mapper/loop0p1 として、UUIDを変更してください。これがサブホストのルート領域になる 3:UUIDを変更したのでブート関係も変更が必要になる 当世の流行りで、grub.conf や fstab にUUIDを指定して、ディスクを特定してるが、これが災いする。 私はLVMでルート領域を指定しているので、ディスクの順序が入れ替わる事による弊害は無いので、サブホストにUUIDを使う意味が無い ので、/boot/grub/grub.conf と /etc/fstab のUUIDを指定している所を全部 /dev/vda1 に変更した。(UUID=と出てくる所) 4:IPアドレスも同じになる サブホストはサーバーにしているので、固定IPにしていますが、これも同じになりますので変更してください。 私はNetworkManagerを使わずに、直接 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 で指定しています。 5:ホスト名も同じになる /etc/sysconfig/network に設定があるので変更のこと
そしてサブホストを起動すると、どういう訳か最初は必ずudevが悪さをしてネットワークが使えないので、/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を削除して再起動。(このファイルは削除しても自動で再度正しい物を作ってくれる)
|
|