1:Mondoarchive

Date 2015-12-29 17:38:41 | Topic: Mondoを試す

私は自宅でCentOSを使用し、KVMでサブホストを複数作成し、運用しています。
サブホストやそのデーター領域はBACULAでバックアップしていますが、メインのKVMがあるOSのバックアップもしていますが、ブートできない時はお手上げになりますので、その対策としてMONDOarchiveを使ってブートDVDを作成します。
最初に気がついた事
バックアップ時にシングルユーザーモード(init 1)にしますがその際、仮想化のサブホストの設定がハイバネートになっていると、シングルユーザーモードに移る際に、走っているサブホストを全部 /var/lib/libvirt/qemu/save に保存しますがそのサイズがバカでかくなり、又レジュームした後は消しますので、バックアップが無意味になり、いたずらにサイズを大きくしますので、その対策です。
/etc/sysconfig/libvirt-guestsを修正します
# action taken on host boot
# - start   all guests which were running on shutdown are started on boot
#           regardless on their autostart settings
# - ignore  libvirt-guests init script won't start any guest on boot, however,
#           guests marked as autostart will still be automatically started by
#           libvirtd
ON_BOOT=start

# Number of seconds to wait between each guest start. Set to 0 to allow
# parallel startup.
START_DELAY=20

# action taken on host shutdown
# - suspend   all running guests are suspended using virsh managedsave
# - shutdown  all running guests are asked to shutdown. Please be careful with
#             this settings since there is no way to distinguish between a
#             guest which is stuck or ignores shutdown requests and a guest
#             which just needs a long time to shutdown. When setting
#             ON_SHUTDOWN=shutdown, you must also set SHUTDOWN_TIMEOUT to a
#             value suitable for your guests.
ON_SHUTDOWN=shutdown ←ここをshutdownにする

# If set to non-zero, shutdown will suspend guests concurrently. Number of
# guests on shutdown at any time will not exceed number set in this variable.
PARALLEL_SHUTDOWN=2

# Number of seconds we're willing to wait for a guest to shut down. If parallel
# shutdown is enabled, this timeout applies as a timeout for shutting down all
# guests on a single URI defined in the variable URIS. If this is 0, then there
# is no time out (use with caution, as guests might not respond to a shutdown
# request). The default value is 300 seconds (5 minutes).
SHUTDOWN_TIMEOUT=120
追記2016-1-1:もし古いバックアップデーターが残っていたら消しておく事。さもないとこれもバックアップされ、データーがやたら大きくなる。参考にしたWEBには除外されると書いてあったが、バックアップデーター自体は除外されるが(当たり前)、保存場所に指定したディレクトリーにあるファイルはバックアップされる
いよいよバックアッププログラムのmondoarchiveをインストールしますがその前にmondoが使う圧縮ソフトlzo,lzop を確認します。
今は yum のBASEレポジトリーにありますので、入っていなければ yum からインストールしてください。
mondoのインストールはレポジトリーを入れた方が簡単みたいなので、
# cd /etc/yum.repos.d/
# wget ftp://ftp.mondorescue.org/rhel/6/x86_64/mondorescue.repo (XOOPSが悪さをするので : が全角になっています)
私は最初ここでi386を指定していましたが、カーネルパニックになり出来ませんでした。
# gedit mondorescue.repo
[mondorescue]
name=rhel 6 x86_64 - mondorescue Vanilla Packages
baseurl=ftp://ftp.mondorescue.org//rhel/6/x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
priority=5 ← これを追記
gpgkey=ftp://ftp.mondorescue.org//rhel/6/x86_64/mondorescue.pubkey
私はyumのプライオリティーをインストールしているのでpriority=5を追記した。
インストールしていないときはここを参照。いよいよインストール
# yum install mondo
インストール:
  mondo.x86_64 0:3.2.1-1.rhel6
依存性関連をインストールしました:
  afio.x86_64 0:2.5-1.rhel6                                   buffer.x86_64 0:1.19-4.rhel6
  mindi.x86_64 0:3.0.1-1.rhel6                                mindi-busybox.x86_64 0:1.21.1-1.rhel6
  perl-Archive-Tar.x86_64 0:1.58-141.el6                      perl-ExtUtils-CBuilder.x86_64 1:0.27-141.el6
  perl-IO-Interface.x86_64 0:1.05-2.el6                       perl-IO-Zlib.x86_64 1:1.09-141.el6
  perl-Module-Build.x86_64 1:0.3500-141.el6                   perl-Module-ScanDeps.noarch 0:0.95-2.el6
  perl-MondoRescue.noarch 0:3.2.1-1.rhel6                     perl-Net-IPv4Addr.noarch 0:0.10-6.el6
  perl-Package-Constants.x86_64 1:0.02-141.el6                perl-ProjectBuilder.noarch 0:0.13.1-1.rhel6
  syslinux.x86_64 0:4.04-3.el6                                syslinux-nonlinux.noarch 0:4.04-3.el6
と随分インストールされた。中にはEPELからインストールされたのもあるので、ここを参照して、EPELレポをインストールしておく事。
早速、バックアップを取ってみますが、最初はシングルユーザーモードではなくGUIのマルチユーザーで試して問題なければシングルユーザーモードにしようと思います。
インターラクティブ・モードで試しますが、その前に方針
1:バックアップしたデーターの保存場所:私はKvmBackupと言うディレクトリーに13GBをアタッチした。
2:mondoが使うスクラッチとテンプのディレクトリー:同じくKvmBackupにする
3:イメージ:isoでDVDの容量の4480MB
4:バックアップから除外するディレクトリー:私はメールのデータの保存場所(Thunderbird)とダウンロードした諸々の保存場所(Download)。これらのディレクトリーはbaculaでバックアップされているので必要ない。入れてもいいが、バックアップとリストアーに時間がかかる。
注:スクラッチ・ディレクトリーはバックアップの途中経過が保存され、すべてが終わってから指定したバックアップデーターの保存場所に書いていくので、結構なスペースがいる。又、上記で指定したディレクトリーと/sys,/tmp,/devなどはデフォルトでバックアップされない
# mondoarchive ← 引数なしでやるとインターラクティブ・モードになる
sanityチェックが走った後、バックアップのメディアを聞いてくるので、HARD DISK を選びEnter.
保存場所を聞いてくる:/KvmBackup/Data. と打ち込みTABキーでOKを選びEnter.(Directoryを作っておく事)
圧縮に使うプログラム: lzo を選びEnter. (圧縮が早いそうな)
圧縮レベルを聞いてくるので:Average (4)を選びEnter.
DVDサイズはデフォルトである4480のままTABキーでOKを選びEnter.
バックアップファイルの名前を聞いてくるので:kvmBackup-2015-12-29 と日付を入れ、TABキーでOKを選びEnter.
何をバックアップするかはデフォルトの:/ のままTABキーでOKを選びEnter.(/ 以下全て、ただし後で指定するディレクトリーは除外)
除外するディレクトリー:/Download|/Thunderbird|/KvmBackupと指定し、TABキーでOKを選びEnter. (セパレーターは | )
temporaryディレクトリーは:/KvmBackup/tmpと指定し、TABキーでOKを選びEnter.(Directoryを作っておく事)
scratchディレクトリーは:/KvmBackup/scratchと指定し、TABキーでOKを選びEnter.(Directoryを作っておく事)
Extended attributes? は:Yes のままEnter.
kernelの名前は:デフォルトのまま(私は使用中である /boot/vmlinuz-2.6.32-573.el6.x86_64だった)TABキーでOKを選びEnter.
veryfyはとりあえず:No でEnter.
これが最後だが、proceed するかは:Yes を選んだままEnter
これでやっとバックアップが始まります。
バックアップにはすごく時間がかかります。両方ともVerifyはなしですが、
サブホストをハイバネートしていて、圧縮レートを最大の9を選んだ時:1時間20分(サイズ3.7GBだったと思う。消去したので記憶だけ)
ハイバネートなしで、圧縮レートアベレージの4:52分(サイズ2.4GB)
以上で問題が無ければ
# init 1
でシングルユーザー・モードにして同じことを繰り返す。
終わったら# exit
でGUIマルチユーザーに戻る。
GUIに戻ったら、アプリケーション→サウンドとビデオ→Brasero ディスク作成ツールをクリックし、
表示されたウィンドウの左下の方にある”イメージの作成”をクリック
表示されたウィンドウで /Mondo/Dataにあるisoファイル(私の場合はKvmBackup-2015-12-29-1.iso)を選び、
空のDVDをドライブに入れ、“書き込む(B)”をクリックして、DVDを作成する。


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