17:バックアップサーバーを作る前の準備

Date 2014-5-15 12:40:00 | Topic: Linux (サーバー制作)

やっとベースとなるサブホストの設定が終わったので、いよいよ本チャン用のサブホストを作ります。このサブホストは後で、samba4をインストールし、アクティブディレクトリーも構築しますが、まずはバックを作ります。ベースとなるサブホストは停止して置き、

画像1の様に、仮想マシンマネージャーで、作成した雛形用のサブホストを右クリックし、クローン(C)をクリックすると、新しいウィドウが開き(左側の画像)そこに表示された領域をクリックすると、詳細...が現れ、それをクリックすると、画像2が表示されますので、参照をクリックし、割り当てたい領域を選択後、OKをクリックし、同様に他の領域に付いても行います。私は全ての領域はLVMでそれぞれ作成し、Dowloadの領域は全てのサブホストで共有する設定にしてあります。
デフォルトでは親ホストの領域の中に、ディスクイメージを作るような設定なので、それをする為には、親ホストの領域をその分を見込みかなり大きく割り当てておく必要があります。
うっかりサブホストの設定をデフォルトのままにしてしまったので、混乱を防ぐため、サブホストの名前を変更します。クローンで出来たサブホストを選択後、開くアイコンをクリックし、iのアイコンをクリックし、右ペインでOverviewが選択されていれば、右ペインの名前の所で、設定したい名前を変更できます。
クローンで出来たサブホストは元のサブホストとhostname,IPアドレスなどがダブっていますので、変更をします。元のサブホストは停止したまま(IPアドレスが同じなので問題が出る)クローンされたサブホストを右クリックで実行します。実行中にAlt+d で詳細を表示させて見ていると、
Bringing up interface eth0: Device eth0 does not seem to be present, delaying initialization [FAILED]
とエラーが出ていた。
まずはこの問題を解決する。rootでログインし、/var/log/dmseg 開き ethで検索し調べると udev: renamed network interface eth0 to eth1 があった。
これでググると http://d.hatena.ne.jp/ngyuki/20110805/p1 に回答があった。
さっそく /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules をどっかに移し、再起動すると、又同じエラーが出ている。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を開いてみると
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="52:54:00:81:1f:bd",
ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="eth0" ← eth1になっていたのでeth0に変更。実際は一行

再起動すると今度は
Bringing up interface eth0: Device eth0 has different MAC address than expected, ignoring. [FAILED]
とエラーが出た。これは /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 MACアドレスの設定があるのが問題、なので
DEVICE=eth0
TYPE=Ethernet
#UUID=1f3d73ed-edc1-4939-a4d7-946d3bbd050a ← オリジナルのサブホストとかぶるのでコメントアウト
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=no
BOOTPROTO=none
#HWADDR=52:54:00:49:9E:37 ← オリジナルのサブホストとかぶるのでコメントアウト
IPADDR=192.168.xx.xx ← ついでに設定したいIPにする
PREFIX=24
GATEWAY=192.168.xx.xx
#DNS1=192.168.xx.xx ← DNSは/etc/resolv.confで設定している
#DOMAIN=kinryokai.net
DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=yes
IPV6INIT=no
NAME="System eth0"

次にホスト名を変更する。/etc/sysconfig/networkを
NETWORKING=yes
HOSTNAME=xxxx.kinryokai.net ← 設定したいホスト名に
GATEWAY=192.168.xx.xx ← IPアドレスは伏せてあります
ネットワークを再起動し、
# service network restart
ブラウザを立ち上げ、外部のWEBが見れる事を確認。
VNCのポートもダブっているので、外部から接続するために、ポート番号を変更しておく(LAN内部からだけならIPが違うので問題ない)(設定ファイルは /etc/services (ここを参照)。私のfirewallの設定はローカルネットワークからのRQは受け付けるように設定しているので問題ないが、そうでない時か、外部からVNCを受ける場合にはfirewallの設定で、VNCにアサインしたTCPポートを開けておく事。
このサブホストで使うディレクトリーをここを参照して作る。私はファイルサーバーのデーターの保存場所(/SmbData)とバックアップデータの保存場所(/Backup)を別パーティションとして作った。
その後再起動したらVNC経由でログインしてみる。
やっとこれで本題に入れる。



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