組み立てが終了し、さっそくOSをインストールしようとCentOSの6.5をUSBでアッタッチしたBD-Driveからやったが、言語設定の後にドライバーの選択を求められるが、どのハードのドライバーをインストールするのか特定できない。今時SSDやHDDのドライバーではないと思うし、ビデオドライバーかなー、それともLAN関連?結局わからないのであきらめる。手元にCentOS6.4のLIVE DVDがあったので、ダメもとでやってみるとOSが立ち上がったぞ!!
記:このDVDは英語だった。後のサブホストのインストールでも日本語が問題になったので、英語だからインストールが出来たみたい。
ではとディスクトップからinstall to Hard Driveをダブルクリックし、インストールを開始、無事インストールが終了し、BD-Driveを外し、再起動後、OSの初期設定を終わらせ、さらに再起動。
ログインでその他のユーザをクリックし、rootでログインをする。
いくつか問題、
1:IPがDHCPになっている。ホストは固定で運用したいので変更する。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0がないぞー! NetworkManagerが走っているのでその関係?でもifconfigをするとIPアドレスが表示されているので、どこかに設定があるのだろー、だが何処にあるかは不明
2:言語がEnglishになっている?インストール時にJapaneseを指定(これはキーボードの設定だった。この時は言語の設定と勘違い)したが反映されていない。この時は英語判だったのに気がつかなかった。
3:ログイン画面に登録されているユーザーのリストが表示されている。私は好きでないし、セキュリティー上問題もあるので、ログイン時にユーザー名から入力するようにしたい。
まずは日本語化にする。関連パッケージのインストール
# yum groupinstall "Japanese Support"
次に /etc/sysconfig/i18nのLANGを
LANG="ja_JP.UTF-8"
に訂正し、保存後
# source /etc/sysconfig/i18n
次にログイン時のユーザーリストを表示しないようにするには、/etc/gconf/gconf.xml.defaults/%gconf-tree.xmlの22678行目くらいに下記があるので
<entry name="disable_user_list" mtime="1366723318" type="schema" stype="bool" owner="gdm-simple-greeter" gettext_domain="gdm">
<local_schema locale="C" short_desc="Do not show known users in the login window">
<default type="bool" value="false"/> ←ここを True に変更
<longdesc>Set to true to disable showing known users in the login window.</longdesc>
/local_schema>
</entry>
上に示したようにfalseをtureに変更し保存。
その後、再起動すると日本語になっているが、downloadやDesktopなどを日本語にするか聞いてくるので、好みで。変更前は入力が日本語にならなかったが、変更後は入力できるようになる。
もし、日本語のキーボード・マップになっていない場合は /lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/jp106.map.gz があることを確認し、/etc/sysconfig/keyboard を
KEYTABLE="jp106"
KEYBOARDTYPE="pc"
次にIPアドレスをを固定にするので、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に下記を設定
DEVICE=eth0
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
IPADDR=192.168.xx.xx
PREFIX=24
GATEWAY=192.168.xx.xx
NAME="System eth0"
IPアドレスはすぐにブリッジを作るのでいらなくなるが、その前に固定IPでネットワークのテストをしたいので設定しておく。
DHCPでなくなるので、DNSの設定をする。/etc/resolv.conf に(注:このファイル名が resolve.conf になっており間違いに気がつかず、申し訳ありません。)
search kinryokai.net
nameserver 192.168.xx.xx
nameserver 8.8.8.8
nameserver 202.224.32.2
3行目はgoogleのDNS、4行目はISPのDNSです。
インストール時にホスト名を設定したが、反映していないので、/etc/sysconfig/networkのホスト名を
HOSTNAME=xxx.kinryokai.net
に変更し、NetworkManagerを止める(後で仮想化をインストールし、ブリッジを作りますが、NetworkManagerはブリッジをサポートしていないそうな。なのでここで止めるのが正解)
# service NetworkManager stop
# chkconfig NetworkManager off
NetworkManagerを止めないと、resolve.confが書き換えられてしまうので注意。
そして、ネットワークドライバーを変更する。現在のドライバーはマザーボードのLANチップであるRealtekのRTL8111GR用のr8169が自動的にインストールされているが、r8169は何かと問題が多い。その前にソースからインストール出来るように環境を作る。
注:ここで順番が大事、順番を間違えるとドライバーがダウンロードできなくなる。全てをダウンロード後、再起動してから、LANドライバーをインストールする事。これは"Base" "Development tools"のインストールによりカーネルもアップデートされるが、再起動しないと有効になっていない為、順番を間違えるとネットワークが使えなくなる。
# yum -y groupinstall "Base" "Development tools"
でインストール。
ついでに日本語環境で有用なnkfをインストールしておく。
#yum -y install nkf
ドライバーはrealtekのRealtekのWEBからUnix (Linux)用の LINUX driver for kernel 3.x and 2.6.x and 2.4.x をダウンロードし、その保存した場所をカレントディレクトリーにし(CDをする)
# tar vjxf r8168-8.038.00.tar.bz2
# cd r8168-8.038.00
# ./autoru.sh
とすると、r8169を削除し、r8168を入れてくれる。この時
make: *** /lib/modules/2.6.32-358.el6.x86_64/build: そのようなファイルやディレクトリはありません. 中止.
追記:ある時再起動後、キーボードとマウスが動かないので、ログインすら出来ない。"Development tools" を入れたらカーネルのアップデートもあり、それでかなー。古いカーネルでは入力が出来る。色々調べたら、USBキーボードの取り付けをUSB3(青いUSB)にするとOKになった。
そして再起動。あれネットに繋がらない。入り色調べたらネットワークが走っていないみたい。なので
# service network start
# chkconfig network on
でやっと正常に繋がった。
まずは何を使うか(写真はここをクリック)
CPU:仮想化でホストを3つくらい作るので最低でも4コアがほしい。TDPはなるべく少ないもの。という訳でCPUはAMDのATHLON 5350にしました。これは4コア、2GHz、TDP:25Wです。
マザーボード:前回は19インチラックを考慮し制作したが、今回はなるべく小さく作りたいので、ITX規格のマザーボードにする。使用したのはASRockのAM1H−ITXにした。最大の理由は19V単一電源で動作すること。
RAM:マザーが決まったのでDDR3にしかできない。手持ちの4GBを2つで8GBにした。
SSD:KVMホスト、仮想化で作る各サブホストなどと、WEBコンテンツ用領域(これはアクセス速度がHDDより早くなるので)などと考えると200GB以上必要そう。やっぱりサムソンが安いので250GBを使用。
HDD:各ホストのスワップ領域(頻繁に書き込みがありSSDは使用したくないので)、ファイルサーバー用の領域(これはSSDを使った方が早くなるが、かなり大きなサイズなのでSSDだとまだ高い)、各ホストのバックアップ用の領域などを考え、2.5インチ、7200rpmの1TBのHDDにした。