マイナス側の電池を交換していないので、今までのままだと電池のアンバランスにより、マイナス側はかなり低くなり、以前失敗した過放電になるので、補充伝開始の電圧測定点をマイナス側電池のプラス側、つまり電池の中間点から持ってくる事にした(放電時は確実にマイナス側が低くなる)。その際、補充電開始電圧は11.8Vでなく、12Vにした。又、終了電圧は13.8Vに設定。先日サーミスタは屋根の上の太陽電池の側に取り付け。その際、手持ちに多芯ケーブルの長いのは4芯しか無かったので、CDSと同じ15Vから持ってくる事にした。これで4芯で収まる。回路図はここをクリックしてください。
プラス側の電圧が高いほうが放電中の時の写真で、プラス側が低いのが充電中の写真です。この意味する所は、つまり交換していない下側の電池の内部抵抗が大きくなっているので、充電中(充電とは消費電流より充電電流の方が大きい:当たり前)は電圧が高くなり、放電になると電圧は低くなってしまう。でも2万円出して交換するのは躊躇する、だって使えるんだもの。この結果が凶と出るか吉と出るかは解からない。取り合えずこのまま一個の電池のみを交換して様子を見る。ちなみに3色のLEDが点灯しているが、これは太陽電池が直列になっているインジケーター。緑は東側の2個、青とオレンジは西側の2個づつ。西側はLED一個で足りるが、2個なのは過充電防止用回路が前にはあったので2個のLEDを付けたが、今は過充電防止回路は無いがそのまま2個のLEDがある。青とオレンジは必ず同時に点くか、消灯するかとう言うこと。
この所天気がいいのに補助充電が毎日入る。何にかおかしい。
ローガーのデータを調べてみる。ここをクリック(8月14日から19日まで)のデーター。これを見ると解かるように25V弱からの放電が急峻になっている。負荷は変化していないので、電池の問題と思われる。18日から19日にかけてはいくら18日の天気が少し悪くても、夜中に3回も充電状態になるのは異常。充電中で電池電圧が30V位の時に電池のキャップを空け液面を確認すると一つのセルは全然気泡が出ていない。正常ならばかなりの気泡が出る筈である。写真では判り辛いが左が正常のセル。気泡の為に液面が波打っており、下に見える鉛のセルがぼやけている。右側がおかしいセル。気泡が出ていないので、下の鉛のセルがはっきり見える。ビデオも撮ったがストリーミング化する為少し時間がかかる。
原因は判らない。1年半も持たないのは納得できないが、電池の保障は無いし、、、
ともかく新しい電池を探す。なんせPT200という(サイズでいうとH52というものすごく重くでかい代物)電池は少し特殊みたいで、探しても無かった。PT210(メーカーは韓国のATLUSBXというメーカー。日本の電池は高くて買えない)という電池があったので、ネットで調べて購入した。タイヤバンクという店で送料込みで2万円であった。本来なら2個とも交換したほうがいいのだが、何せ高価なので、取り合えず一つのみで様子を見る。
色々データーを取ってみてどうも過充電防止回路は必要無いみたい。
電池を購入した店に聞くと少々の過充電は問題無いみたい。お店の方によると充電末期でガスが大量に発生するが、それを10時間以上も続けると問題があるが、少々の過充電には強いみたい。この装置の場合は充電末期でも太陽が曇れば充電は少なくなるし、時間が経てば夕方になり充電は減る。むしろ私が失敗したように過放電にはくれぐれも気をつけなければならない。それと直列にする時に周囲温度も関係するみたいで、屋根にサーミスターを取り付け温度も考慮するようにした。これで少し様子を見る。注:この変更は去年の夏にしていた。
左はサーミスタの写真。回路図はここをクリック。
2012年4月10日から30日までのデーターはここをクリック。
2012年4月30日から5月21日までのデーターはここをクリック。
2012年5月22日から6月13日までのデーターはここをクリック。
2012年7月10日から8月2日までのデーターはここをクリック。
12月9日から30日までのデーターはここをクリック。
しばらくデータを取っていますが、同じ電圧で同じような照度でも並列、直列の切り替えは違うみたい。どうも温度も関係しているかも???
というのは一度設定した電圧、照度になって直列に自動でなった時にリレーがチャッタった。何でかというと、直列にすると並列より効率が落ち、なので電池電圧が下がり、設定電圧より低くなり、リレーがOFFになり、又ON,又OFFとチャッタった。でもこの設定は前に直列のほうが効率が良かったのでそのようにしたのでが?後パラメーターとして考えられるのは温度くらい。
もう少し様子を見てみる。
9月4日から15日までのデーターはここをクリック。
10月2日から24日までのデーターはここをクリック。消費電流:10月3日に下がっているのはサーバーを停止していた。充電電流が18、19日にゼロに成っていないのはおかしい。原因不明
何度目の改造だろう。全ての問題は太陽電池の公称最大出力動作電圧が26.4Vなのが問題で、これが31V位あれば、太陽電池を並列、直列に切り替えなくても済んだが、今更悔やんでもしょうがないので改造を続ける。
やはり懸念していた通り、CDS一つで東、西側の判断は無理がある(CDSを真上に向けて、東、西の中間点で判断しようとしていた)。CDSを2つ付け、東西の電池と同じ角度で、照度を判断するようにした。ここで問題は、CDSから室内のコントローラーには3芯のキャプタイヤーコードで、引き入れているので、CDSだけを独立で設置すると4芯の線がいる。それゆえCDSと10KΩをセットで東西のCDSを設置すれば一本は15V+で、それぞれのCDSが一本づつで、3芯で足りる。照度判断の回路が2回路になり、OPアンプが足りないので、LM358を増やして、コントローラーを対処。回路図はここをクリックして下さい。
8月1日から12日までのデータはここをクリックしてください。このデーターはCDSが一つの時のデーターです。