39:バックアップ用のホストを作り直す(3)からの続き
バックアップ用のサーバーで動くサブホストのルートがコピー出来たので、ここからは各サブホストにマウントするデーター領域をコピーする。
これはweb6に
WEBのコンテンツの置き場所である /webdata(ここにWEBで使うmysqlのデーターもある、パーティションは /dev/Data/webdata)
Railsを使うWEBのコンテンツの置き場所の /Rdata(パーティションは /dev/Data/Rdata)
postfix(メール)が使う保存場所である /Mail(メールサーバーはIMAPで運用しているので、すべてのメールがここに溜まり、ユーザーが削除しない限り増え続ける、パーティションは /dev/Data/Mail)
蛇足だがメインとサブホストのルート、smb6以外の各ホストにマウントする領域は250GのSSDに保存してあるのでアクセスが早い筈
smb6にマウントされる領域は
baculaでバックされる各ホストのバックアップデーターの保存場所である /Backup(パーティションは /dev/Backup/Backup)
sambaがデータを置いておく /SmbData(パーティションは /dev/SmbData/Data)
この二つは1TBのHDDにある。ただし/Backupのコピーはいらない、メインの方にデーターがある。
例によってbaculaでリストアで各データーはsambaが走っているsmb3の
/SmbData/kinryo/Ristores/web-webdata
/SmbData/kinryo/Ristores/web-Rdada
/SmbData/kinryo/Ristores/web-Mail
に出来るのでそれをコピーする。
又,/dev/Backup/Backupはコピーしないし、
/dev/SmbData/Dataは大きすぎるので、nfsでコピーすることにする。
これはライブ中にコピーすることになるが、夜中はアクセスが無いので大丈夫だろう
baculaのバックアップデーターをコピーする方法はここを参照
nfsでコピーする方法
運用中のサブホスト smb3 で
# yum install nfs-utils
インストールされていた。
# gedit /etc/idmapd.conf
抜粋
Domain = kinryokai.net ←コメントを外し、自分のドメインにする。
/SmbData 192.168.xxx.0/24(rw,no_root_squash,no_all_squash)
# service rpcbind status
起動していたので
# service nfslock status
これも起動していた
# service nfs status
今度は起動していないので
# service nfs start
NFS サービスを起動中: [ OK ]
NFS クォータを起動中: [ OK ]
NFS mountd を起動中: [ OK ]
NFS デーモンを起動中: [ OK ]
*******************
ここでバックされるメインのホスト(kvm6)に移り
nfs-utilsがインストールされているか確認し(インストール済みだった)、/etc/idmapd.conf を同じように設定する
nfsを起動する
# service rpcbind status
起動済み
# service rpcidmapd status
停止していたので
# service rpcidmapd start
OKが表示されれば起動成功
# service netfs start
mounting filesystems: [ OK ]
そしてマウントする
# mount -t nfs -o rw smb3.kinryokai.net:/SmbData /test1
これで /test1 に SmbData がマウントされコピー出来る。PWD変更
# cd /test1
sambaのデーター保存場所である /dev/SmbData/Data をマウント
# mount /dev/SmbData/Data /test2
そしてコピー開始
# cp -pr ./ /test2
これは保存容量にもよるが、数時間以上かかる(私は10時間以上かかった用な気がする)