私は10Aのモバイルバッテリーを持っているが、このバッテリー I-Phone に充電できない。
理由:中国でいい加減な充電器が出回り、IーPhone が故障する事態が発生し、APPLEがOSを変更し、認証を受けないと使え無いようにした。
これは正しいやり方だが、認証を受けた充電器やモバイルバッテリーはかなり高価になる。
USBの端子は全部で4本しかないし、このうち2本は電源で、2本が信号線である。これらを使って認証を判断しているのだろうが、そんなに複雑な事は出来ない筈である。
と言うわけで、IーPhoneに付いてきた充電器を調べると信号線の2本が数十オームで繋がっていたので、テストではここをショートし、電源線に供給する電圧を可変していくと(正確には覚えてないが)5V付近では充電したが5.1Vでは充電しなかったので、車用の充電器はこれを参考に製作しうまく働いている。
ここからが本題
モバイルバッテリーの電圧を調べると5.15Vあり、これが原因である。解ったけど、どうするか。分解するのもなー
ある時、このバッテリーにアンドロイドの携帯をつなぎ、電流を測ろうとアマゾンで買ったUSB電圧(電流)計をつないでみると、電圧も下がっている。
これは当たり前で、この電圧計、電流も測れるので、5Vのラインに直列に入り電流を測定するので、その内部抵抗分電圧が下がる。
それではと、このUSB電圧計(電流計)をつないでI-phoneをつないで見ると見事に充電し出した。
左はアマゾンで買ったUSB電圧(電流)計、右は充電している所。この電圧計どれだけ正確か不明だが(何せ数百円)、4.7Vまで落ちている。
又、信号線間の抵抗を測ったらオープンだった。だったら自作した車用のI-Phoneの充電器信号線をショートしてあるが必要ないのかも?
I-Phoneが充電できなかったら試す価値あり。
これはバッテリーだが、AC100V(家庭用)の充電器でも同じ。
追記:後日このバッテリーを直接接続しても充電してくれた。これは使っている内に電池が減り電圧が下がったから。電池の電圧が下がるとUSBの電源である5Vも下がるのはどんなものか?そもそもリチューム電池は3.7V位だから、コンバーターで電圧を上げ5Vにしている。その回路の安定化が悪すぎ、でもこのおかげで充電できる!!