Linux (サーバー制作) : 31:メールサーバーの設定:テスト及び暗号化
一通り設定が終わったので、再度見直しておきます。エラーの殆どは設定ファイルのスペルミスとか記入漏れです。
このメールサーバーは本チャンで動いているサーバーと同じネットワーク・レンジにあり、ルーターの設定は本チャンのメールサーバーに転送する設定ですので、外部からはテスト出来ません。このホストはKVMのサブホストとして動いていますので、とりあえず親ホストにthunderbirdをインストールし、設定して行きます。マイグレーションを簡単にするためにホスト名は現在本チャンのサーバーと被っていますので、thunderbirdのホストの/etc/hostsにこのメールサーバーを登録しておきホスト名で問い合わせ時にこのサーバーのIPアドレスを返すようにしておきます。
次にpostfixadminでドメインやメアドを作り、それをthunderbirdに設定して送受信をテストします。その際外のメアドには発信が出来ますので、自分のISPのメアドにもコピーを入れメールが来るのを確かめておきます。うまくいかない時は /var/log/maillog にログがありますので参考にします。
テストが終わったら暗号化をしていきます。
*サーバー証明書作成
参考URL:http://centossrv.com/postfix-tls.shtml
# cd /etc/pki/tls/certs/
# make mail.pem
前略
Country Name (2 letter code) [GB]:JP ← 国名応答
State or Province Name (full name) [Berkshire]:Tokyo ← 都道府県名応答
Locality Name (eg, city) [Newbury]:Shinjuku ← 市区町村名応答
Organization Name (eg, company) [My Company Ltd]:centossrv.com ← サイト名応答(なんでもいい)
Organizational Unit Name (eg, section) []: ← 空ENTER
Common Name (eg, your name or your server's hostname) []:mail.centossrv.com ← メールサーバー名応答※
Email Address []:postmaster@centossrv.com ← 管理者メールアドレス応答
# cd
main.cfの変更、下記のコードのコメントを取って有効化
# gedit /etc/postfix/main.cf
前略
# SMTPS
smtpd_use_tls = yes
smtpd_tls_cert_file = /etc/pki/tls/certs/mail.pem
smtpd_tls_key_file = /etc/pki/tls/certs/mail.pem
smtpd_tls_session_cache_database = btree:/var/lib/postfix/smtpd_scache
master.cfの変更、下記のコードのコメントを取って有効化
# gedit /etc/postfix/master.cf
前略
smtps inet n - n - - smtpd
-o smtpd_tls_wrappermode=yes
-o smtpd_sasl_auth_enable=yes
-o smtpd_client_restrictions=permit_sasl_authenticated,reject
-o milter_macro_daemon_name=ORIGINATING
後略
参考URLではtlsmgrのコメントを取っていましたが、デフォルトで外れていました。
ここで、postfixと念のためdovecotも再起動
# service postfix restart
# service dovecot restart
再度一連のテストをやって確かめておく。
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