samba4 アクティブディレクトリーに挑戦 : 5:移動プロファイルの設定
移動プロファイルにはログインするユーザーの色々な設定を保存してあるので、ログインするコンピューターが変わっても同じような環境で作業が出来るので便利である。もちろんコンピュータ A にはソフト AA がインストールされ、そのソフトがインストールされていないコンピュータ B でログインすると ソフト AA は使用できない(当たり前!)。
私がよいと思ったのは、社員にデスクトップやマイドキュメントにはデーターは保存せず、ファイルサーバーの共有フォルダーに保存してとお願いしても、人間の習性かどうしてもデスクトップやマイドキュメントに保存をし、そのディスクが壊れるとデーターがなくなる。移動プロファイルを使うと、これらはファイルサーバーに保存され、それはバックアップもされているので、このような事態は起きない。もちろんログインに若干時間が多く要ったりはするが、メリットのほうが大きいと思う。
というわけで設定をするがサーバーの設定と、RSATでの設定が入る。
まずはサーバーの /etc/samba/smb.conf の設定。下記を最後にでも追記する。
[profiles]
path = /XXXXX/XXXXX/XXXXX ← 移動プロファイルを保存するDirectoryのパス
browsable = no
guest ok = yes
read only = no
profile acls = yes
create mask = 0600
directory mask = 0700
SAMBAの再起動
# service samba restart
ここでWindow機側で、アドミン権限のあるユーザーでドメインにログオンし、スタートメニュー→管理ツール→Active Directory ユーザとコンピュータ と進み、設定したいユーザーを右クリックし、プロパティを選択し、開いたウィンドウのプロファイルタブを選び、プロファイルパス(P):に
\\サンバサーバーの名前¥プロファイルに設定した名前\%UserName%(私の場合は\\xxx.kinryoai.net\profiles\%UserName%)と入力しOKをクリック、その後、そのユーザーでログインとログオフをするとサーバーにプロファイルが出来る
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