本来なら、壊れたHDDを交換し、raidの再構築をすればraid1の所は(システム、ファームウェアとも言う)復旧できるが(もちろんデフォルトでraid0になっていた肝心のデーターは復旧出来ない。一部は必死でトライし、それはニュースにあるLinkStaionが壊れたを参照)、ファームウェアも新しくなっている見たいだし、壊れた1TBのディスクを新しくし、(注意、今時はビッグセクターと呼ばれる物理的な1セクターが4096バイト・4KBのディスクがあるが、壊れていない方は512バイトなので、4KBのディスクより若干高かったが512バイトセクターの1TBを購入した)。しかしこれがどつぼにはまる原因であった。(ディスクの問題ではなく、ファームウェアをアップデートしようとした事)これで直るまで金曜日の夜から、月曜日の夜まで、合計時間にして約30時間位かかった
WEBにはTFTPを使用しているものが多いが、私は出来なかった。これを起動するとタスクバーに常駐し、LinkStationを繋ぐとアイコンの色が変り....私は変化しなかったし、TFTPの動作がよく解からない。何で繋ぐだけでFTPの送受信が始まるんだ?LinkStationのファームウエアが自動でやっているとは考えにくい。結論から言うとTFTPは必要なかった。
参考URL:http://metrocrusader.blogspot.jp/2013/03/buffalo-linkstation-ls-x10tlj.html ここはディスクがシングルの分なので、それを頭において置くこと
用意するもの:
ディスクの初期設定のために、Linux(私はCentOS Ver6.4を使用、Linux を持っていなければKNOPPIXがいい。ダウンロードはここから)
ファームウェアを転送するための Windowds XPか7(両OS共確認済)、8は持っていないので試していない。
アップデータープログラム。ダウンロードは
ここから自分のLinkStationを選び、●LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーター(Windows)をクリック、表示されたページのかなり下の方に 「ダウンロードソフトウェア使用許諾契約」に同意してダウンロードする がありますので、そこをクリックし、ls_series-164.exe(2013-6-28にチェックしたらls_series-165.exeになっていた) を保存して置く。これ以降、書いてあるファイル名等は機種が違えば違ってくる可能性があります。
Window機での作業
1:アップデータープログラムの解凍
ダウンロードした ls_series-164.exe は自己解凍プログラムなので、ダブルクリックすると、決め打ちで、C:\BUFFALO\ls_series-164 に解凍される。
2:LinkStationのブート領域に保存するプログラムの作成
出来たファイルの中のuImage.imgとinitrd.imgの拡張子を .zip に変更し、それぞれダブルクリックし解凍をする。保存するフォルダーを聞いてくるがデフォルトでいい、その後パスワードを聞いてくるので、下記のどれかを入れる。
1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
その後、出来た uImage-lsp.5.x.buffalo を uImage.buffalo に変更し、これとinirdから出来た initrd.buffalo の二つをどこかに保存して置く。
もう一つuImage-88f5182.buffaloというファイルも有るがこれは何に使うか不明。他のシリーズに必要なのかも知れない。
Linuxでディスクに書き込むので、 uImage.buffaloとinitrd.buffaloをUSBにコピーしておく
Linux機での作業
3:ディスクの一台に1GBの領域を作っておく。詳細はここの 2:1GBブート領域を作るを参照
その際GPTで作るので、parted等で領域を作ること(fdiskではいけない)又,ファイルシステムはext3でフォーマットし、そこにUSBからuImage.buffaloとinitrd.buffalo をコピーする。一台だけだが、アップデーターが自動的にこのブートやシステム領域になる5.1GBの部分はraid1で作ってくれるので、わざわざraid1にする必要は無い。
partedで見ると
この図はテストで作った250GBディスクのもので、1TBのものではない(最後の領域6が増えるだけで他は変化しない)。また、bootフラグがついていないがつけて置く事。最初は必ずブートフラグを付けておかないとLinkstationが見つからなくなる。
領域2がルートになり、領域3と4は1MBしかない、何に使っているかは不明だが、システムがデーターを保存しておくところではないかな??。領域5はスワップ領域で、領域6が我々が使う領域。
又、LSUpdater.exeで"ACP_STATE_FAILURE"のエラーが出たら、ブート領域には上記2つのファイル以外は入れないこと、ごみ箱等も消去しておく事。Linuxを終了する時は、必ずumountしてから、linuxの終了をする事。ブート領域以外の領域は消去しておく事。
領域を作ったら、保存してあった、uImage.buffalo と initrd.buffalo をこの1GBの領域に保存して置くこと。
Window機での作業
4:ファームウェアをアップデートする。
ここで一番肝心なのは、さっき出来たuImage.baffaoloを右クリックし→送る→圧縮(zip形式)フォルダーをクリックすると同じフォルダーにuImage.zipというファイルが出来るのでその拡張子を .img に変更し、LSUpdater.exeがあるフォルダーに保存して置く事。私はこれが判らず随分苦労した。これはLSUpdater.exeがブート領域に保存してあったuImage.buffaloを消去する。考えた見れば当たり前で、シングルのディスクのブート領域が、raid1で作ったブートになるのだから、前に有ったファイルはなくなって当たり前。デモそれに行き着くまでの道のりの長かった事。それ故、uImage.imgを転送し、これを解凍し、uImage.buffaloにrenameしているようである。ちなみにこのuImage.buffaloはカーネルのイメージだとどっかに書いてあった。
まずLSUpdater.iniをメモ帳等で開き、
これより前は変更しない
[Flags]
VersionCheck = 0 ← 変更
NoFormatting = 0 ← 変更
[SpecialFlags] ← 追加
Debug = 1 ← 追加
としておき、LSUpdater.exeを走らせる。ウィンドウが開いたら、上の左にあるアイコンをクリックし、記入途中
注意点はLinkStationとWindow機のIPは同じサブネットにある事。TFTP使用の様にWindow機のIPを192.168.11.1等の固定にせず、素直にDHCPからIPを貰えば,自動的に同じレンジになる。
これで後はLinkStationが自動的に再起動し、LEDが黄色の点滅になり、最終的にPowerLEDが青の点灯になればOKの筈であるが、随分と時間が掛かるので気長にコーヒーでも飲みながら待つ事。ステータスLEDが赤の点滅でなければ、何かをやっているという事。但し、powerLEDが青の点灯になってもEMモードになっている事があるので、必ずNasNavi2.exeでEMモードや上段のLinkStationのアイコンに?や!が付いていない事を確認すること。
これで、WEBから設定が出来る。初期設定ではDHCPサーバからIPを貰う設定なので、NasNavi2.exeでアサインされているIPが判るので、ブラウザのアドレスバーに直接IP打ち込めばOK。
IDはadmin パスワードは password である。
私はデフォルトのraid0で苦労したので、早速データーの保存領域をraid1に変更した。ここを参照
LED表示の意味はここを参照
でもraid1にしたらLEDが橙で一回長く、七回短く、つまりI7、つまりアレイ リシンク中。これってリシンクロナイズ中って事?raid1にしたので、データーは入っていないのに1TBのディスクの領域を同期しているのかなー。勿論同期が終らなくても問題無く使えているので、ご安心を。
ともかく、もしそうなら1TB(随分長い筈)が終われば消える???1日つけっぱなしにしていたら消えていた。やっぱりデーターがなくても2台のディスクを同期するために時間が掛かるんだ
buffaloがbaffloになっていたので修正(2013/05/23)